平安時代から続く、赤ちゃんの未来に願いを込めたお食い初め
赤ちゃんが生まれて100日頃に行われる「お食い初め」。
日本に古くから伝わる伝統的な行事で、その歴史は平安時代の宮中儀式までさかのぼります。
地域により、「箸祝い」や「箸ぞろい」、歯が生え始める時期であることから「歯固め(はがため)」、魚を用意することから「真魚始め(まなはじめ)」などと呼ばれることもあるようです。
100日というところを取って「百日(ももか)の祝い」とも呼ばれます。
といっても、生後100日の赤ちゃんではまだ離乳食も始まっておらず、実際に赤ちゃんに何かを食べさせるわけではありません。
それぞれの食べ物を一口ずつ箸や匙にとって、赤ちゃんの口元まで運び食べさせる真似をします。
こうすることで一生食べ物に困らないようにという願いを込め、家族でこれまでとこれからの成長をお祝いします。
お食い初めには美しい漆器のお膳を用意し、両方の先端が細くなっている祝箸を使用します。
丈夫な歯が生えそろうよう願うための歯固めの石も忘れずに用意してくださいね。
山梨県甲府市の「割烹三井」でも、お子さまの健やかな成長を願うお食い初めのご用命を承っております。
個室や貸し切りのご相談もお受けしておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。